第34回ホームカミングデー
第34回ホームカミングデーご報告
雨上がりの静かなキャンパスは新緑の美しさにつつまれて、レンガの校舎、空高くそびえ建つチャペルがひときわ素晴らしい空間を創造し、自然の豊かな恵みが迫ってくるようです。
去る5月17日(日)ホームカミングデーは、前日の悪天候から青空の見える晴天に恵まれ、母校桜ヶ丘キャンパス校内にて同窓生、ご来賓、ご招待の方々合わせて約260名の出席のもと盛会のうちに無事に終了いたしました。
総会に於いて、会長、新理事の承認、支部長の紹介があり、2014年度収支決算、事業報告、特別奨学金報告、その他全て承認されました。そして、2015年度の事業計画案、予算案、規約改正その他の説明報告をもって、新年度の活動へ向けて、第一歩が始まりました。最後に「天にみさかえ、地に平和」校歌斉唱で終了しました。
引き続き、礼拝堂のパイプオルガンに合わせて全員で讃美歌を歌い、礼拝が行われました。元宮城学院中高教頭松尾光章先生による「私達の使命」とする奨励をいただき、まさに今の私達にとって大切な導きの教えでした。必要とされる個々の使命を、自分が置かれている場でどのように受けとめ、行動すべきかを宮城学院のスクールモットーである「神を畏れ、隣人を愛する」の言葉に重ね合わせて、心にずっしりと響いてきました。遠い昔、心の中にある神様の御言葉が一つ一つ思いおこされ、育てられた心の富を、小さな存在ではあっても人々のため、平和のために用いられることを説かれ私達一同改めて、豊かな思いに満たされました。
懇親会は、当番幹事の思いが一杯の会でした。多くの方々の援助、奉仕によって、企画されました。ご来賓、ご招待の方々の紹介の後、会食。なごやかな懇談の中で恩師の先生方のお言葉をいただき、幹事の方々同期の方々は、うれしかったことと思います。又、喜寿(77歳)を迎えられた同窓生77名の出席は今までにないことであり、大変喜ばしい事となりました。元気で女学生のような先輩のパワーに会場は盛り上がりました。続いて、今回初の映像を使って、活躍されている同窓生の対談を企画しました。初めてのことで機器やスクリーン等準備に苦心いたしましたが、初の試みとして実施いたしました。ドラマ制作、映画「百瀬こっち向いて」「小野寺の弟、小野寺の姉」で国内外にて数々の賞を受賞、又、「紙の月」(主演宮沢りえ、日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞受賞)に携わり、合わせて30冠の快挙を遂げた映像プロデューサー明石直弓氏、仙台在住の書家、書道から心に伝わる文字を創造し「じぞうもじ」を考案され、小中高生や支援学校のボランティなどいろいろ活動されている後藤夕深氏。お二人の活躍を伺いました。働きの根底には宮学育ちのキリスト教精神づく建学の精神があり、それを忘れずにそれぞれの活動を行っている事とのこと。もっともっと話を聞きたい気持ちがいっぱいでしたが、限られた時間の中、働きの一片だけでしたが、感動いたしました。今後の活躍を応援したいと思います。第34回ホームカミングデーは午前10時半受付から午後3時半過ぎまで無事終了いたしました。
<後記>
5月17日日曜日の早朝のキャンパスは校門から雨に洗われた緑いっぱいの木立が続く道路両側に整然と並んだスクールカラーの校旗、少し校内に入ると小高い芝生に立ち並ぶ松の木、その向こうにレンガの建物、本当にすばらしい風景でした。その中に落ち葉を掃き集めている人、人、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。こんなに蔭で支えてくださる多くの方々の姿が脳裏に残りました。思い浮かべてください。母校のキャンパスを!!